伊達のほそぼそボドゲ日記

2017年の夏の終わりから、ボードゲームにはまりだす。好きなボドゲは「パンデミック」、「ゾンビサイド」、「テラフォーミングマーズ」「サンクトペテルブルク」「カヴェルナ」「デッドオブウィンター」、「将棋」。やってみたボドゲや、そのコツ・ルールなんかをほそぼそと書いていくつもりです。

空気を読んで話をつむぐ!「ワンス・アポン・ア・タイム」

こんにちは、伊達です。

 

先日、ぎっくり腰をやってしまい、大変痛い思いをしました。

もう年だなぁと感じつつ、いやでもまだまだ動けるぞと思いつつ。

 

さて、本日は、物語の作り手としての力量が試される「ワンス・アポン・ア・タイム」を紹介していきたいと思います!

f:id:dateomix:20190206102451j:plain

表紙は完全にファンタジー。もちろん中身もファンタジーなのですが、そこは物語の作り手たちによるところが大きいです。

 

「物語が生まれるカードゲーム」と、なかなかわかりやすい副題もついていますな。

 

しかし、このゲームを買うときは正直、みんなで物語を作って勝敗を競うって、ちゃんとゲームとして成立するのかなとか、そもそもそんなポンポンと物語なんか出てこないんじゃないかなとか、いろいろ考えていました。

 

そんな心配は、半分は合ってて、半分は杞憂で終わったというところでしょうか。

 

とりあえず、中身を見ていきたいと思います。

f:id:dateomix:20190206102844j:plain

箱を開けると、薄い説明書に、カードのみ。かなりシンプルですが、カードは素敵です。硬さもほどよく、ビニルコーティングされているので、汚れも付きづらそうです。

 

カードの種類は2種類。

f:id:dateomix:20190206103059j:plain

表紙と同じカードと

(よく見てみると、異形のものが花飾りを載せていたり、頭よさそうなドラゴンがみつめてたり、カエルの大群が群がっていたりと、これだけでも飽きないイラストになっていますね)

f:id:dateomix:20190206103124j:plain

よく見ると絵柄の違うカードの2種類あります。パッと見だと、絵が同じタッチなので、同じように見えてしまう、美術が2だった伊達です。

(しかし、この絵もよく見ると見応えがありますね。明らかにやばい奴がリンゴ差し出しているのをガン無視する騎士と馬、ウリ坊に乗ったミニ騎士や紳士っぽいカエルなど、見れば見るほど新たな発見がありますね。林に差し込む木漏れ日が、景色の明暗となっていたりなんかも、かなり好きな絵です。)

 

さて、たわごとが長くなってしまいましたが、使うのはこの2種類だけです。

 

この騎士の絵は「結末カード」と呼ばれるもので、

f:id:dateomix:20190206103820j:plain

裏面には、物語の結末が描かれています。

一人一枚渡されるので、自分の持っている結末になるように、物語を紡いでいく必要があります。

上の写真の結末であれば、物語の冒頭で、まず「おさななじみの2人が~」などと始めると、ゴールが見えやすくなると思います。

 

もう一つの、少女が花飾りをもらっているカードは

f:id:dateomix:20190206104129j:plain

「じんぶつ」「できごと」「ようす」「ばしょ」の4種類のカードに分かれます。

これらのキーワードを使って、お話を作っていきます。そして、最後に「結末カード」を出すことができれば勝利です。

 

ゲームの流れとしては、

① カードをもらう→結末の確認

② 話し手を決める(その人が語り始める)

以上です。

他の人は、話し手の話の中に自分の手持ちのカードが出てくれば、割りこんでカードを出せます。

たとえば、「おななじみの2人が小さな村に住んでいました。」で、手持ちに「兄弟・姉妹」があった場合、「兄弟・姉妹」のカードを出しつつ、「そのおさななじみの2人は実は兄弟でした。」とつなげることができます。この場合、話し手はチェンジし、カードを出した人が物語の続きを話していきます。

f:id:dateomix:20190206104812j:plain

カードはこんな形で、見えるように出していき、どういう話だったかみんなにわかるようにします。

 

この割り込みですが、もう一つ方法があり

f:id:dateomix:20190206105053j:plain

「わりこみカード」というものもあります。

これは、同じ種類のカードが出たら、キーワードに関係なく割り込めるというものです。

 

~実際に遊んでみた感想~

個人的にはかなり面白いと思いました。というのも、昔から妄想したり、話を作ったりということが好きだったからという部分が大きいのかなと思います。

 

遊ぶメンバーによっては最上級のゲームにもなり、逆にもなりうるということでしょうか。

 

条件としては

① 物語を紡げる

② ある程度の精神年齢がある

③ 案外、世代が違った方が、奇抜な話になり面白い

というところでしょうか。

 

そして、勝敗はありますが、そこにこだわるとゲームがつまらなくなるので、みんなでどうやって面白い話にしていくかを考えられると、楽しめるのかなと思えます。